大企業の工場勤務になった時に必要な3つの能力

こんにちは。工場男です!

そろそろ就活が始まる時期となってきましたね。私も会社説明会等でお話しする機会があるので、その準備を始めてきました。

今回は就活生が気になる、大企業で工場配属になった技術系総合職に必要な能力を3つにまとめました。

就活での自己PRや志望動機で悩んでいる方の参考になれればと思います。

他者を巻き込む力

まず、多くの工場では、総合職は全体の1割程度しかいません。工場で働くほとんどの方が現地採用の社員・契約従業員・パートさんです。そのため、工場配属の技術系総合職は、入社してすぐに職場の長として部下を持つことになります。

部下を持つ以上、総合職が行う仕事は常に“誰かと共に”行います。そのため、個人プレーで仕事をするのではなく、チームで仕事をする環境になっています。

そして、総合職はチームの中でもリーダーシップを取る立場になってきます。その際、社員・契約従業員といった、異なる立場の方を巻き込む必要があります。そのため、他者を巻き込んで物事に取り組んだ経験・力がある方は工場でもすんなり働く事ができるでしょう。

自分で考えて行動する力

工場では、日々の生産活動の中に品質・生産効率・原価等に関する目標があります。その目標は工場長が大枠を定め、各総合職が自職場に落とし込んで行きます。

そのため、達成方法は総合職が自ら考え出す必要があります。
そして、自分で考えた達成方法を適宜修正を加えながら実行していきます。

具体的な例を出すと、もし読者さんが居酒屋でバイトをしている学生であれば、

バイト君

オススメ品をもっと注文してもらうにはどうしたらいいだろう??

バイト君

日本酒に合う品だから、日本酒を頼む方に焦点を当てよう

バイト君

実は店員の中でも評判なんだ。と、お得な情報として伝えよう。

というような形で、バイト先の売上アップをするために独自のセールストークをした。というような経験が近しいものだと思います。

このような経験を今までにも多くされた方には、工場での業務も問題なく遂行できるでしょう。

危機対処能力

工場は安定的にずっと稼働していると思われがちですが、実は多くのトラブルが発生します。
小さなトラブルだと、欠勤が発生し、必要なライン人数が揃っていない。という事が発生します。大きなトラブルだと、作った製品に重大な問題がある事が発覚し、その対処に追われます。

どちらにせよ、これらのトラブルを対処するのが総合職の役割となってきます。これらのトラブル時、焦って正しい対処が出来なくなってしまうと、製品を作れない。作った製品がお客様に被害を与える。等の被害に繋がってしまいます。

もちろん。通常の勤務時は課長や工場長のような上職者がいらっしゃいます。その時は指示を仰ぐ事が出来ますが、夜勤等では各総合職が責任者となります。大きなトラブル時は電話で上職者に指示を仰ぐ事もできますが、自らが最終判断を下す場面が多く存在します

そのため、的確な判断を迅速にしなければならないため、危機対処能力が必要となってきます。今までに何か問題が発生した際、自分がどのように対応していたのか思い返してみてはいかがでしょうか。



いかがだったでしょうか。


就活等での自己PRに悩んでおられる方は、上記の能力を自分の経験と照らし合わせ、自己分析のヒントとしてみてください。


また、これらの能力があるからと言って即採用になるかは分かりませんが、少なくともどれも必要な能力だと思います。


今後もこのような記事を掲載していくので、ぜひご覧ください。

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